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【放射能汚染】1/15 NHKスペシャル 知られざる放射能汚染~海からの緊急報告~を見て ― 2012/01/24
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再放送を録画して、気になって早く見たいと思っていた番組を昨晩見ました。
NHKスペシャル
「知られざる放射能汚染 ~海からの緊急報告」
内容的には、前半は福島第一原発沖から茨城沖にかけての海洋汚染の調査内容についてです。衝撃的だったのは、福島第一原発の南東約20kmの漁場で調べた所、海底土のセシウムが304Bq/kg、海底にいるゴカイが130Bq/kg、それを食べるナメタガレイが316Bq/kgというデータでした。底魚では、海底土とほぼ同じ程度のセシウムで汚染されてしまうという事実です。
次に、湖沼の汚染につていです。早い時期から群馬県赤城大沼のワカサギなどでセシウムの高い値がでていましたので、水が循環しない場所では、希釈されることなく長い年月の間汚染された状態が続くってことですね。湖底の泥などを取り除けば汚染を軽減できるかもしれませんが、現実的には難しいのでしょうね。
最後に、もっとも見たかった東京湾の汚染についてです。
8月から2ヶ月かけて、近畿大学山崎教授と東京湾の海底土の調査を行ったようです。多くの場所では100Bq/kg以下のようですが、江戸川と荒川の河口付近が非常に高く、872Bq/kgものセシウムが検出されてしまったようです。
これは、地上に降り注いだセシウムが雨などで江戸川や荒川に流れ込み、河口まで運ばれたようです。
東大の鯉渕専任講師という方が、江戸川の川底の泥のセシウム汚染を調査していました。その方によると、次のようなメカニズムで河口付近にホッとスポットが出来るようです。川の下流は潮汐によって海水と混じり合うため、塩分を含んでいます。ただし、海水の方が塩分を多く含んでおり密度が高いために重く、完全には混じり合わない。シミュレーションが放送されていましたが、川の淡水に含まれて流されてきた泥は、海水と混ざり合う際に塩分の影響で「凝集」という状態になり、泥がだんごのようにくっついて小さなかたまりになって下にたまるそうです。
東京湾の江戸川や荒川の河口にホッとスポットが出来るメカニズム、事実をはじめて知ったので、ちょっと衝撃的でした。っで、東京湾のセシウムが最大になるのは2年2ヶ月後で、東京湾はかなり奥まっていて拡散しにくいため、この汚染は10年以上続くとの予想でした。
今まで東京湾の調査結果はなかったように思うので、そういった意味ではとても興味深い番組でした。しかし、欲を言えば。。。この事実を受けて今後、どのようにしていけば良いのかまで言及して欲しいなぁ~と思いました。
この番組を見ただけなら、東京湾は物凄く汚染されていて、江戸前の海産物は全て危険と感じてしまします。
江戸川のハゼ、のり、アサリ・・・・・
私は東京湾の海産物が全て駄目になってしまっているとは思いたくないです。
海産物の調査結果を確認し、自分で判断すべきだと思っています。
一律に全て危険だとか、なんとなく大丈夫じゃないの!って思わずに!!!
(そのためには、ある程度放射能汚染について感心持って勉強する必要があります)
以前、初回しましたが以下のサイトで海産物の汚染度調査の結果が好評されています。
■水産庁 /A>>/>>/>>/>
水産物の放射性物質調査の結果について
ここは、福島沖から茨城、千葉でとれた魚が中心です。
■神奈川県 /A>>/>>/>>/>
「県内で生産された水産物の放射能濃度の検査結果について」
こちらは、東京湾、相模湾が中心です。
当ブログに、【放射能関連お役立ちサイト】 のリンク集を記載してあります。
/A>>/>左側のフレームです。ご活用下さい。/A>>/>
どの程度の汚染まで許容するかは個人の判断だと思います。
日本に住んでいる以上、放射能汚染とは付き合わなくていけません。
汚染のメカニズムを理解し、食べ物(海産物だけではなく)の汚染をモニタリングしていくことが大事なのではないでしょうか。
今後も放射能汚染に関する情報があったら見たいって人。。。ぷちっと!
(今後も放射能汚染に関して情報があれば発信します)
ブログアップの励みになりますので、よろしくお願いします。
http://fishing.blogmura.com/funaduri/
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